ハロプロヲタにヴィジュアル系ファン(バンギャ)の動きを見てもらう――ヲタ芸について
以下は2007年8月14日に某所で開催された
「ダブルユーのおそうしき(第1回モーニング娘。学会)」において
個人的な興味で無理やりちょっと時間をとっていただいた話題である。
- 素材
人格ラヂオ『バンギャルラヂオシアタァ』より"バンギャル症候群" "溺愛"
- アーティスト: 人格ラヂオ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/07/04
- メディア: DVD
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以下は私が記憶している各人の感想。
・(バンギャは)振りが皆揃ってて羨ましい。
ハロプロの方は各グループが勝手にやってる感じがある(らしい)
バンギャは会場全体の一体感 / ヲタ芸は自己陶酔
・Perfumeは前の方は踊って、後ろの方は腕を組んで見てる感じ
たまに後ろの人が「踊ってくるわ」って言って前に来る。
・バンギャとハロプロヲタの場合、女/男という点で随分違う(という印象)
バンギャの場合、アーティストがいないと成り立たない("咲く""捧げ"等の行為が)
ヲタ芸はアーティストがいなくても成り立つ(というある意味で侮辱行為でもある)
・ロックライブにおける(サマソニを例に)
1:アーティスト主体で盛り上げ、客が乗っかる
2:客側が積極的に、客側が始点となりアーティストに対してコール等をする
ヲタ芸はその段階を超えたものとしてある。
・ヒップホップ系の乗り方について。
・ヲタ芸発生秘話
ハロプロが長らくコンサートを行なわない時期があった(らしい)
その時に「じゃあオレたちでコンサートをやろう」となって自主的にイベントが開かれた。
会場を借りて、映像や曲を流しつつ、ハロプロヲタが盛り上がる。
その際に色んな人が持ち寄った芸が、後にヲタ芸と言われるものになった(らしい)
(つまり、ヲタ芸というのは発生した時からアーティスト・楽曲からは独立したものとして存在したみたいだ)
アーティストの振りを真似したりするのは、どんなジャンルの音楽でもよくあることだが
ヲタ芸がその中でも際立った「異様さ」を感じるのは
その踊りがアーティスト・楽曲依存性とは無縁であり、ヲタの独自性が見えるからである。
ヲタは演者側になろうとしているのだ。
それが、ヲタ芸を見て「ウザイ。お前の芸を見にきたわけじゃねーんだよ!」
という反発の原因でもある。