「コラム界のアイドル左翼」ライムスター宇多丸さん――TBS RADIO ストリーム コラム要約

"ストリーム コラムの花道:ライムスター宇多丸「今、アイドル業界に何が起こっているのか!?」 "
"TBS RADIO 小西克哉 松本ともこ ストリーム powered by ココログ: 6/8(金)コラムの花道"
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2007/06/68_e489.html


6/8(金)ストリーム・コラムの花道は、
TBSラジオ土曜日のダークホース!自称「アイドル左翼」こと、ライムスター宇多丸さんです。
きょうは「今、アイドル業界に何が起こっているのか!?」


・アイドル右翼=現場系。アイドル崇拝系
・アイドル左翼=評論系。

今、女性アイドル歌手シーンが危ない

加護ちゃん喫煙問題 / 辻ちゃん結婚(ウルトラ△マンコスモンス) / 藤本美貴脱退


>>女性アイドルファンのメイン層 ― 今は「擬似恋愛の対象」という点だけが拠り所となっている
>>年頃の女性の恋愛沙汰には何の犯罪性もない


>「モーニング娘。としての約束」??何を謝ってるの
>>ファンとの約束。そんな明文化された約束などない。
>>「アイドルは擬似恋愛を売る職業である」
>>「アイドルは恋愛しちゃいけないという不文律を共有してるよね」という前提
>>>そんなものは世の中の普通の人は共有してない
>>>アイドルファンは「擬似恋愛に金払ってる」という被害者意識がある


>「年頃の女の子の実際の人生の幸せを奪って当然」
だとするようなシステムだからこそ、
女性アイドルシーンは時代遅れになった。


80年代半ばからアイドルシーンの凋落は始まっている

おニャン子クラブ / 小泉今日子なんてったってアイドル」 / 岡田有希子


>80年代。アイドルの仕掛けをばらす
>60年代の大手プロダクションアイドルは裏を出さない
>「ドリフからひょうきん族」アイドルもその流れ。


>写真週刊誌等(今だとネット)という幻想を守りきれないメディアの台頭
>事務所の管理が出来ない。


イケてるキレイな女の子は今どき、アイドルなんかなりたがらない。普通は
>>「CanCamのモデル」とか「アイドル女優」とかの方へ
>>>「アイドル歌手」ほど「擬似恋愛」という幻想を守る義務がない人


「アイドル歌手」歌ってる歌が「擬似恋愛そのもの」である
一種のポルノ

『「あなたのことが好きよ」と錯覚させるような歌なんか歌いやがって、このやろー』



男性アイドル歌手――ジャニーズ帝国の80年代後半のシフトチェンジ

今どきの「普通の男の子のイズム」を取り入れた
>象徴・代表例としてのキムタク


>イケてる男の子は「彼女がいて」しかもその彼女を大事にする男


>>男のアイドルはそういう感性を取り込むことが出来た。
>>女性アイドルはその感性を取り込むことが出来なかった。

日本の社会の若い女性に対する差別観

「純潔かヤリマンか」という二極しかない。間(あいだ)がない。
上野千鶴子の分析と同じ


「純潔かヤリマンか」という二つの分類しかないというのはもう時代遅れだ
>アイドル本人にも負担をかける。ファンも繰り返し「裏切られる」思いをするだけ
>>女性アイドルの中で、キムタク的な人が出ればいい

ライムスター宇多丸さん的有望株――沢尻エリカしょこたん

「白アイドルに対する黒アイドルの概念を」緊急提唱


沢尻エリカ-黒アイドル-シスの暗黒卿
自由奔放で、男と付き合っていても、イメージが壊れない。



中川翔子しょこたん)-白アイドルのこれからの進み方-ジェダイの騎士
幻想が成立し辛いネット時代で
生身の見せ方をコントロールしている
自身もアイドルオタクなので、幻想のどの部分を守るべきかを心得てる。


>>「モーニング娘。でそれできる娘はいないんですか?」
ミキティは黒アイドル」(だったはずなのに・・)