人造乙女博覧会--ヴァニラ画廊--へ(ラブドール観賞)
(オリエント工業30周年記念・ダッチワイフからラブドールへ)
銀座駅に着いてから、オシャレなお店には一切見向きもせず
一直線でヴァニラ画廊へ移動する。
入り口に「18歳未満入場禁止」的なものが貼られてて
若干ビビッタ(・ω・;)(;・ω・)
一応、性的な用途に使う人形だからか????
当時、オリエント工業は自社の製品を一般的な「ダッチワイフ」とは
差別化するために、製品の新しい呼称をユーザーから募集し、
その中から選ばれた「キャンディーガール」が正式な呼称となった。
(中略)
この頃から一部の人々の間では、「ダッチワイフ」とは区別して
「ラブドール」という言葉が使われ始めた。
("オリエント工業の歴史(1)1998 キャンディガール"
『ヴァニラ画報(特別版)人造乙女博覧会BOOK』p3)
中に入ると、12体のラブドールと何体かの人間が居た。
基本的に撮影禁止・お触り禁止のラブドールだが
2人だけお触り解禁のドールたちがいらっしゃって
少々失礼して触らせて頂いた!ウギャーーー
…?ゴムとガムが合わさったような不思議な感触。
正直、最初は躊躇いと罪悪感のためか
彼女たちの手首や太ももを軽く人差し指で押してただけだったが
だんだん、意識が開放されてきて
豊満なお胸の方もツンツンしてみた(^ω^)
ただ、首と喉を触ったときに、他の部位と感触が同じで、
「あぁー、彼女たちには骨が無い!!彼女たちに鎖骨は無い!!」
などと、しきりに思った☆
「オレたちに明日はない!!彼女たちに鎖骨は無い!!」
一通り、回って一人一人のラブドールを見たんだけど
精巧に作られているためか、
「人形に見つめられてる」気がして、とても恥ずかしくなった☆☆
「見ちゃってゴメンなさい。キモイよね」って人形に謝った(´;ω;`)
一人、浴衣を召していた人形のお顔が綾瀬はるかさんにソックリで
うわぁーてオモタ(^ω^)
なんか、憂鬱に甘いチョコレートを混ぜたような顔をしてる。
ラブドールのカタログ写真を見てアイドルの写真集かと思った
オリエント工業のカタログがあったので閲覧した。
<商品>(彼女たちは商品なんだ・・・)紹介として、ラブドールの写真が載っていた。
いやあ、これはただの商品紹介にしては結構凝った写真なんではねーかぃ。
公式ホームページ右下の「カタログ案内」から参照できるみたいなんで
リンク貼っとくga→ http://www.orient-doll.com/top.htm
シチュエーションとかポージングとか、かなり気を使って撮影してるよね。多分。
こういうの雑誌のグラビアでよく見るわーーーって
嗣永桃子様の写真集とラブドール写真を比べて見たいと思った私はイカレテイルのか。
吊るされた人形。
「シリコンの人形は直立できないので、吊るしているんです」
スタッフの方に言われて初めて気がついた。
展示されている人形のうち、直立しているのは8体。
その内の2体はよく見ると天上から吊るされていた。
スタンドを使って立たせている人形も6体居るが
人形に使う素材の違いにより、この2体はスタンドでも立たない。
だからその2体の人形の首の後ろには太いチェーンが刺さっていて
天上にあるチェーンと糸っぽいもので繋がっていた。
「写真を撮る人が大変なんですよ」などということを
スタッフの方が教えてくれた。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
オシャレなお店には寄らなかったが、福屋書店 銀座店には寄った。
アイドルの写真集発売記念イベントでお馴染みの場所。
ふらふらと写真集コーナーを物色してから結局何も買わずに帰ることにした。
今日は暑い。手で額の汗を拭った。ん・・・感触がオカシイ。
なんか、ゴムとガムが合わさったような・・・・・・
首の後ろを触ってみた。ひんやりと冷たい突起物に当たった。
あぁ私も吊るされてたのか。
つまり人間が人形にかわるのよ。
そのかわりに、わたしの若さと美しさは、
永久に、すこしもおとろえないで残るのだわ。
人間は、どうせいつかは死ぬんでしょう?
それに、わたし、長生きして、
しわくちゃのおばあさんになんかなりたくないわ。
たとえ人形になってしまっても、いまの若さでいたいのよ。
ルミちゃんはまだ小さいから、そういう気持はわからないでしょうね
(江戸川乱歩『魔法人形』)