大槻ケンヂ-非モテ-フランケンシュタインの怪物/YOSHIKI-メンヘル-ヴァンパイア

声優の酒井香奈子はあんなかわいいお顔でロリータ服が似合うのに
筋肉少女帯のファンだというのがズルイわ。

大槻ケンヂのネタ「僕とヨシキが作り上げたヴィジュアル系が云々・・・」

トークイベント等で
大槻ケンヂが「僕とヨシキが作り上げたヴィジュアル系が云々・・・」と言って
会場が爆笑するというネタがある。
私もゴスロリ服のファッションショーのイベントでこの発言を聞いて笑った記憶がある。


1990年代、世間的に売れたヴィジュアル系バンドの多くは
どちらかといえば、Xの系譜(音楽的な意味ではない)に近い人たちだからこそ
この発言は「笑いのネタ」になるのだろう。

負の感情表現としてのフランケンシュタインの怪物とヴァンパイア


大槻ケンヂ(筋肉少女帯) :フランケンシュタインの怪物的 - パンク精神(音楽的な意味ではない)
YOSHIKI(X,X JAPAN) :ヴァンパイア的 - 耽美主義


現在、大槻ケンヂヴィジュアル系界隈よりも
サブカルチャー的なある種の嗜好を持つ人たちに好まれている感じがする。


大雑把に言えば、大槻ケンヂYOSHIKI(X)も
「負の感情」「ネガティヴな感情」「暗黒」「闇」を表現することが多い。
ただ、その表現の仕方が違う。


大槻ケンヂは「疎外された僕」「醜い僕」の<醜さ>自体を表現する。*1
YOSHIKIは「疎外された僕」「醜い僕」の<美しさへの憧憬>をを表現する。*2


非モテ系の人のブログでたまに大槻ケンヂについて語られてることがあり
とても興味深く見ているのだが
「ネガティヴな感情」の表現方法として、非モテ大槻ケンヂの方法は似ていると思う。
非モテは「フランケンシュタインの怪物」の子孫。
こう仮定すると、ヴィジュアル系は「ヴァンパイア」の子孫が多いとも言える。

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1990年代、自意識過剰な少年の一部が
エヴァンゲリオン」や「ライトノベル」や「泣けるエロゲー」に耽溺していた頃
自意識過剰な少女の一部はヴィジュアル系バンドの曲を聴いていたのではないか?

*1:故にパロディ的な要素が強くなる

*2:それが、たまに破滅衝動になることも