横浜美術館ゴス展:記念講演会「ゴシックな身体ー"Body Criticism"に抗って」断片メモ

Imamu2008-01-14

http://jiu.ac.jp/yma/goth/
2008/1/13
講師:高山宏
曇天に自動販売機で買った自殺誘発剤を飲んで笑ってた日の日記
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>一昔前なら絶対アートと呼ばれないもの展示物
>そもそも「美術館」「ミュージアム(museum)」とは
>museum:博物館, 美術館・・・・・・西洋は絵とそれ以外のものを区別していない

Dime Museum

>dime:10セント硬貨→安い入場料のmuseum
(私)都築響一を思い出す
>Penny Arcade
>スティーブン・ミルハウザー(Steven Millhauser)『バーナム博物館』(The Barnum Museum)

バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

>日本にはDime Museumは殆どない。目黒寄生虫館ぐらい。


>アートの人がグロテスクとしか呼ばないもの

conceive(着想・懐胎)

concept:コンセプト,概念→頭の妊娠(男)
conception:妊娠→下半身の妊娠(女)

大英博物館(The British Museum)

ハンス・スローンのコレクション(個人的な視る快楽)
→教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、教養、調査研究、レクリエーション等に資するためのものへ
ディドロ「百科全書」

ヴンダーカマー(驚異の部屋)

夢の宇宙誌 〔新装版〕 (河出文庫)

夢の宇宙誌 〔新装版〕 (河出文庫)

ワンダー(wonder)

ストレンジ(strange) I feel strange today
エイリアン(alien)

・異化←→同化:共感
ブレヒト「異化作用」V-effect,alienation
ヒトラー「動員」視る-知る-説得


・see(見る、理解する)見る-理解
・image(イメージ)
vision(ヴィジョン):視力・・・理想、夢
・picture(ピクチャー)
ピクチャレスク

spec

・spectacle(スペクタクル)-演劇論
・species[種(しゅ)]-生物の分類学
→視る文化
・リチャード・D・オールティック『The Shows of London』ロンドンの見世物

ロンドンの見世物 1

ロンドンの見世物 1


>サディズムの語源サドはフランス人だが、サディズムは英国的悪徳などと大陸側の人間は言う

デジタル(digital)

digit:指
デジタルと聞くと全て技術的という意味に感じるが語源として肉体の一部である「指」が入っている

アート(art)

art:::芸術、ペテン、詐欺、手妻
artful:ずるい, こうかつな,技巧的な
・バーバラ・M. スタフォード『アートフル・サイエンス』

アートフル・サイエンス―啓蒙時代の娯楽と凋落する視覚教育

アートフル・サイエンス―啓蒙時代の娯楽と凋落する視覚教育

demonstrate(デモンストレート)>>monster(モンスター)

マニエリスム

manner(マナー)
mannerism(マンネリズム)型にはまった

・ゴシック文学:大富豪の暇つぶし
ゴスロリマニエリスム,,末期資本主義の生んだヴンダーカマー


・荒涼感,屹立,ピクチャレスク

不気味なもの Unheimliche/ Uncanny

heim:家>>>familiar(なじみのある)もの
>ファミリアなものがある日とても違和感のあるものに感じる
>ファミリアなものへの異化
>最もファミリアなもの=肉体の異化

ボディ・クリティシズム

バーバラ・M.スタフォード『ボディ・クリティシズム』

ボディ・クリティシズム―啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化

ボディ・クリティシズム―啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化

フィジオグノミック(観相学的)
パソグノミック(動態観相学的)

>外観と精神の対応


新古典主義:衛生、連続体 / ロマン派:汚染、個体
マニエリスムロマン主義



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