5/4 hide memorial summit

Imamu2008-05-05



まだ五月だが、今年の夏が終わった。



「なんて素敵な曇り空でしょう」
「日焼け止めをこまめに塗り直す苦労が軽減されそうですわ」

「メインステージと左右にサブステージが2つ設けられているね」
「バンド間の待ち時間が少なそうだ」「トイレ大丈夫かな」

・heidi.
1.tell me
2.泡沫
3.レム


hideのカバー曲で幕を開ける。
続いてはテレビ東京の「VISUAL SHOCK」のCM中によく流れていた二曲を演奏する。
昔のムックやメリーを髣髴とさせる、昭和歌謡風の解り易いメロディライン。



・TOKYO YANKEES(東京ヤンキース
・LADIES ROOM (レディース・ルーム)


「最早、歴史上の人物。旗振ってるよ。エクスタシー祭りだ。これは」



(自分の両サイドと前後は、完全に後半のルナシーとエックスだけ目当ての客だな)
(いいもん。ディルとムックはまわりを気にせず立って見るんだ)

―-------------------Dir en grey--------------------------
1.THE FINAL
2.REPETITION OF HATRED
3.Grief
4.MISCAST
5.Conceived Sorrow
6.dead tree
7.Obscure
8.Dozing Green
9.朔ーsaku-
10.THE IIID EMPIRE


中盤の「Conceived Sorrow」で涙が出た。
Dir en greyは良くも悪くもボーカルが肝であって、それ故に好き嫌いが分かれるだろう。


今回も、口の中を手で無理やり引っかいて血を流し、鼻に指を突っ込んで血を流し、
腹も腕輪の金具部分を使い傷つけて血を流した。
「Obscure」演奏中には「あの」グロテスクなPVを流していた。
MCも殆どなく、エックスのカバーであるMISCASTを除けばいつも通りのパフォーマンスをしていた。


しかし、この圧倒的な破壊性と絶望の果てに見える景色が心地良い。



「ぎゃーー京かっこよすぎる!!!!!!!!」
「MISCASTのときの薫のライトハンド」
「すごいよ。このセットリスト。FINALも好きだし、Conceived Sorrowから朔まで感動しっぱなし」
「これで『鼓動』やってたらもう絶対失神してたな」


the Underneath
「ダメだトイレガマンできない」
hideの「DOUBT」カヴァー



・D'espairsRay


hideのPOSEカヴァーからスタート。演奏がかっこ良い。特にドラムが好み。
ミニアルバム「BORN」の頃の重い曲調ではなく、割と爽やかな楽曲が多いのが印象的だった。
多分、BRILLIANTとMIRRORを演奏したと思うのだが定かではない。



―-------------------ムック--------------------------
0.ホムラウタ(SE)
1.蘭鋳
2.梟の揺り籠
3.志恩
4.ファズ
5.DICE
6.リブラ


最初、音響悪くてベースとギターが聴こえてこなくて非常に残念。
せっかくの蘭鋳なのに。
しかし中盤以降は持ち直してきて、ファズやリブラは聴ける程度に回復した。


それにしても逹瑯のMCは安心して聴いていられる。
もちろん私がムック大好きだから当然といえば当然なのだが
逹瑯が素晴らしいのは「ムックに興味がない客」を完全に視野に入れてトークをするところだ。
今日この会場にいる人間の大半がエックス、次いでルナシーを目当てに来ていることは明らかで
逹瑯はそういう客層が喜ぶツボを押さえ、
適切なエピソード(ミュージックステーションのhide「Dice」を見て衝撃を受けたという話)を入れて
自分たちの楽曲に興味のない人にも話を聞いてもらおうとする姿勢が感じられる。


「自分なんかに全く興味がない他人に対して、どういう言葉を投げかければよいのか?」
逹瑯はこのへんの微妙なセンスが非常に優れていると思う。



「ユッケー!!!!!」
「ファズはライブで聴くと好き」
「リブラ、もうちょっとボーカルのマイクの音量あげてーーー」

OBLIVION DUST


打ち込み部分が多いせいもあるかもしれないが演奏がかっちり安定しててよい。
楽曲も素晴らしい。KEN LLOYDの絶叫と静寂を織り交ぜたボーカルもかっこいい。
家に帰ったら、昔のCDを引っ張り出して聴き直そうと決意する。



―-------------------LUNA SEA--------------------------
セットリストは合っている自信がない。


0.月光(SE)
1.PRECIOUS...
2.G.
3.Dejavu
4.SLAVE
5.SCANNER
6.IN SILENCE
7.BLUE TRANSPARENCY〜限りなく透明に近いブルー
8.ROSIRE
9.TONIGHT
10.WISH
11.UP TO YOU


序盤のDejavu、SLAVE辺りのSUGIZOのギターがあまり聴こえなかったのが残念だが
IN SILENCEからはしっかり聴こえてきて、特にTONIGHTのINORANのリフで大満足。



RYUICHI、Dejavuの後ぐらいにグラサン外して、UP TO YOUの前にまたグラサンかけなおしてるw」
ネクストーーーー。ブルートランスペアレンシー」「ギャーーーーーーーーー!!!!!」
「みんなかっこよすぎだろ、おい」

―-------------------X JAPAN--------------------
セットリストは相変わらず合っている自信がない。


0.Amethyst(SE)
0.World Anthem(SE)
1.Rusty Nail
2.Scars
3.Silent Jealousy


hide映像
ラストライブ後インタビュー(聞き手は恐らく東海林さん)
YOSHIKI初対面時の印象
FilmGIGのメンバー宅訪問
HEY!×3出演時映像


4.Without You
5.紅


「短時間でこんなに何回もウェーブやったの初めてだよw」

〜アンコール〜
6.Endless Rain
7.I.V(サポートギター:SUGIZO


〜ここからお祭り騒ぎ、無敵バンド
ピンクスパイダー(ギター:YOSHIKI、ドラム:真矢)


リュウイチ、イノラン、ジェイ」


「ヨシキさん。ルナシー叩いてくださいよ」


「おまえら、めったに見れねーぞーーーー」


・BELIEVE
(ボーカル:TOSHI RYUICHI ギター:PATA SUGIZO INORAN 真矢 ベース:HEATH J ドラム:YOSHIKI



・X (ボーカル:TOSHI RYUICHI ギター:YOSHIKI SUGIZO PATA ドラム:真矢)
(というか達郎やらTMRやらゾロゾロ出てきた)



「Silent Jealousy」のピアノイントロ時点で、感無量。
「紅」「Endless Rain」「ピンクスパイダー」を熱唱。
「BELIEVE」も聴けてよかった。
まさか自分がエックスジャンプをする日が来ようとはおもわなんだ。



帰り際入り口にあった、ガクトの花束と清春の花束を凝視する。